初心者によるプログラミング講座 (3) getch関数
こんにちわ ティッシュです
-1- 前回の復習
では前回の復習をしましょう
(1)「#include <stdio.h>」これは関数を使うための「おまじない」
(2)「int main()」これはプログラムを書くときに絶対に必要なもの「main」は「メイン」と呼ぶ
(3)「printf」などの命令はC言語では「関数」という
(4) 関数の後ろにある「;」は「セミコロン」といい 関数を使うときには その関数の後ろに必ず書かなければいけない
(5) C言語では文字列は「"」でかこむ必要がある
(6)「自分の名前を表示するプログラム」などを書いてC言語になれる
こんなもんです
(6)に「自分の名前を表示するプログラム」とありますね
簡単なサンプルプログラムを書きましょう
いちいちプログラムを書くための 手順を書くのは、このサンプルで
おしまいにしたいと思います
(1) Visual Stdio を起動する
(2) メニューバーから 「ファイル」をさがす
(3) 「ファイル」から「新規作成」 → 「プロジェクト」 を押す
(4) 「Visual C++ プロジェクト」の中の 「Win32 プロジェクト」を選択して
プロジェクト名を入力する(プロジェクト名は「マイネーム」)
(5) 「Win32 アプリケーション ウィザード」というのが出てくるはずなので「アプリケーションの設定」を押す
(6) 「アプリケーションの種類」で「コンソールアプリケーション」を選択します
(7) 「追加のオプション」で「空のプロジェクト」にチェックをつけてください
(8) 最後に「完了」ボタンを押します
(9) 「ファイル」から「新しい項目の追加」を押す
(10) 新しいウィンドウが開くので「C++ ファイル」を選択
(11) ファイル名を入力する(ファイル名は「マイネーム」)
(12) そして 「開く」ボタンを押す
赤字で書かれているところは 前回とちがうところです
プログラムはこんな感じです
#include <stdio.h>
int main()
{
printf("山田太郎");
printf("よろしく");
}
「よろしく」は まぁオマケです
実行すると「山田太郎よろしく」と表示されますね
「山田太郎」と「よろしく」の間を改行して
「
山田太郎
よろしく
」
と、したい場合は「エスケープシーケンス」というものを使います
「習うより慣れ」です 実際にプログラムを書いてみましょう
#include <stdio.h>
int main()
{
printf("山田太郎\n");
printf("よろしく\n");
}
「山田太郎」と「よろしく」の後ろに「\n」がついています
これは改行をするための「エスケープシーケンス」です
ためしにこんなプログラムを書いてみてください
#include <stdio.h>
int main()
{
printf("私の名前は\n山田太郎です\n");
printf("よろしく\nおねがいします\n");
}
プログラム中に「ピー」というエラー音のような音をだすこともできます
#include <stdio.h>
int main()
{
printf("ピーってなるよ\n");
printf("\aなったでしょう\n");
}
ハイ 音がなりました
-2- getch関数
今回 新しい関数「getch」について勉強しましょう
では最初にプログラムを書き、あとから説明していきましょう
プロジェクト名「getch」
ファイル名「getch」
#include <stdio.h>
#include <conio.h>
int main()
{
printf("あいうえお\n");
getch();
printf("かきくけこ\n");
getch();
printf("さしすせそ\n");
getch();
}
では今回はいつもと違う方法で実行しますよ
「F5」のみで実行してみてください
「あいうえお」で止まるでしょう
なにかキーを押してみてください
「かきくけこ」と表示されます
さらにキーを押すと、
「さしすせそ」と表示されます
もう一度キーを押すと終了します
「getch」という関数はとりあえずタンマをかけるのです
「getch();」の()の中身は何もいりません
さて、ここで覚えておいてほしいことは
関数は()の中身をよみこんで動作するということです
ようするに()のない関数はありません
ところで新しい「おまじない」がでてきました
#include <conio.h>です
これがないと「printf」は動作しますが、「getch」は動作しません
(もしかして新しい関数一つが出てくるたびに「おまじない」も 一つずつ増えるんじゃないだろうな・・・
と心配する方もいるかもしれませんが そういうわけではないので安心してください)
さて、今回はこれくらいにしておきましょう
次回は もっといろいろな関数をつかったり、C言語を計算機のように使ってみたいと思います
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